一般事務といえば、内勤職として人気の高い職種です。
体力に自信が無い人でも働けますし、営業職にあるノルマも基本的にありません。
そういう点で働きやすいと思う人も多いのではないでしょうか?
しかし、現実は厳しい労働環境を強いられていることも少なくありません。
結論として、一般事務で就職するのはおすすめできません。
この記事では、新卒で3年間一般事務として働いた経験をもとに、その理由をお話しします。
労働環境の悪さ
なぜ一般事務の労働環境が悪くなってしまうのでしょうか?
それは、雇用主と求職者の需要と供給のバランスが極端に悪いためです。
事務職を希望する求職者が多いため、雇用主(会社側)が低い給料を提示したとしても、
人を雇えてしまいます。
そのため、会社は一般事務の扱いについて、対応が雑になっていたりします。
面倒な雑用を押し付けられることもしばしば。
もし辞められてもすぐに変わりが見つかるという点で、労働者は不利な環境になりがちです。
給料の安さ
上記であげたように、一般事務は他の職種に比べて給料が低く設定されていることが多いです。
例えば、私が働いていた老人ホームでは同じ新卒採用でも介護職の給料は25万円だけれど、
一般事務は17万円弱でした。
同期とも給料が違うため、贅沢なお金の使い方はできず一緒に飲み会に行くのも悩みました。( ;∀;)
会社としては、出来るだけ人件費は安くしたいと考えますよね。
そのしわ寄せが一般事務のような国家資格などを必要としない
「誰でもなれる」職種にきてしまうのです。
転職の難しさ
一般事務から他の職種への転職は厳しいです。
私の実体験ですが、一般事務を退職後に他の職種の求人に何件か応募してみましたが、
未経験という理由で書類落ちすることがほとんどでした。
比較的採用されやすいのは、事務職の分類に入る経理や総務といった求人です。
一般事務でもお金を扱ったり備品管理など経理や総務に近い仕事内容をしていた場合、
多少経験ありとみられ転職できる可能性があります。
ですが、求人数が少なく倍率も高いため、あまり現実的ではありません。
また、一般事務から一般事務に転職する場合も気を付けるべき点があります。
求人には「販売、営業業務を含む」といった文言や、
酷い時は記載がなかった仕事内容をさせられることもあります。
小さい会社の一般事務は、何でも屋、雑用係のように扱われ、多くの仕事を少人数もしくは一人でやらなければなりません。
まとめ
私は3年間一般事務を経験しましたが、一般事務で働くことはおすすめしません。
一部では待遇が良い会社もありますが、そもそもそういうところは人が辞めません。
待遇の悪い会社ばかりに当たって、転職を繰り返しジリ貧になっていく可能性が大いにあります。
実際、私も今は転職して別の会社で働いています。
学生やこれから就職を考えている人は、資格やスキルを身につけ専門性のある職へ就くほうが
長く働くことを考えればお得だと思います。
例えば、簿記を勉強して経理になる、プログラミングを学んでプログラマーになる。
という風に手に職をつけることです。
一般事務は必要なスキルがなく、誰でもなってしまえることが待遇悪化の要因の一つです。
自分自身を守るために、色んな選択肢を持っておきたいですね。
この記事は以上です、最後まで読んでいただきありがとうございます。
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